本サイトでは私の母が認知症になってからの体験について記事にしております。
本記事では、それらの記事へのリンクをまとめてます。
認知症の介護で苦しんでいる方にとって少しでも参考になれば幸いです。
もくじ
認知症の予防
結果的に私の母は認知症になってしまったのですが、「認知症になった原因ってなんだったんだろうか」「予防ってできたんだろうか」と考える事があります。
原因として一番、怪しいのは「睡眠不足」ですが、明確な原因はわかっていないようです。
いつか予防・治療できる日が来るかもしれませんが、今の所、なるべく健康的な生活を送る事が最善の対策なのだと思います。
認知症の早期発見
母の認知症が発覚するまでは、まさか自分の親が認知症になるとは夢にも思ってませんでした。
親と別に暮らしていてたまに電話で話す程度では、認知症の予兆があっても気づかない事があります。
もし早く気付く事ができれば、手続き面でも対処できる事もありますし、薬で進行を遅らせる事ができる可能性があります。
現代ならば、自分でもネットなどを利用して実家にカメラをつけて外から監視する事もできます。
また以下のような見守りサービスの類もたくさんあるので、そのようなサービスを利用するのも手かと思います。
認知症発覚・初動
「親が認知症かな?」と思ったら診断をしてもらうことをおすすめします。
おそらく、ほとんどの方が診断を拒否すると思いますがだましてでも連れて行くことをおすすめします。
また、介護認定などの手続きも早めにしておきましょう。
貴重品・財産の管理
できれば親がまともなうちから親の財産を把握しておきましょう。
認知症が進んでしまうと、貴重品の場所、キャッシュカードの暗証番号、貯金などを把握するのが非常に困難になります。
親がまともなうちに全て把握しておければいいのですが、まともだと教えてくれないかもしれません。(いきなり聞き出したら怪しまれるかも・・)
そこはちゃんと理由を説明するとともに、普段から信頼関係を気づいておきましょう。
物盗られ妄想・・介護の日々
認知症で困る症状としては、徘徊その他、色々ありますが、私がもっとも悩まされた症状は、「物盗られ妄想」でした。
「物盗られ妄想」に限れば、認知症の初期症状なので、そのうち収まりますし、精神科の薬で対処する方法もあります。(オススメはしませんが・・)
介護うつ・・自分自身のケアについて
介護は精神的に、かなりまいります・・
私も心療内科に通ってました。
正確には、その前に仕事でメンタルになり、回復しかけた頃に、親が認知症になってぶり返しました。
追い詰められて、なんとか、介護放棄できないかとまで考えた事もありました。(今思うと鬼畜です・・)
「死」や「無理心中」が頭にポッと浮かんだ事もありました。
そんな事になったら、心療内科に行くことをお勧めします。
そして、最終的には、一生懸命になりすぎず、無理をしない事も必要だと思います。
諸制度の利用
介護の諸制度を積極的に利用しましょう。
「小規模多機能型居宅介護」は、柔軟性があるので、かなりおすすめです。
グループホームへ
グループホームは「もう限界です・・」となって申し込もうとしてもすぐに入れるかどうかわからないので、認知症が発覚した時点で申し込んでおきましょう。
ただ、そんな風に私も言われましたが、私は申し込んでませんでした・・・
そんな中「とても一人にはしておけない状態」になりましたが、たまたま運が良くグループホームの空きができました。
それでも迷いましたが、結局はグループホームに入所してもらいました。
ほぼ強制(というかだまし討ち・・)なので、その時の事を考えると今でも胸が痛みますが、結果的には良かったと思います。
介護は続く
グループホームに入る事ができたからといって介護が終わるわけではないです。
グループホームも、それなりにいい事・悪い事など多々あります。
また高齢なので、認知症以外の病気も発症してきました。
グループホームにも訪問診療はありますが、基本的に内科なので、それ以外の症状は私が医者は連れていかならず、今でも定期的に通院しています。
母自身の心のケアも大切です。いつまでたっても帰宅願望もあるため、それについても向き合わなければなりません。
さらに「空き家になった実家をどうするか」と行った問題も残ってます。
最後に
結局、親が亡くなるまでは、介護は続きます。
実家の問題、相続などを含めれば、親が死んだ後もいろいろ面倒な事が残っているでしょう。
とりあえず今は、あまり深刻に考えずに、無理をしないで、かつ後悔しないようにしていこうと思います。