介護問題

介護で求められる書類整理術。とりあえずダンボールとデカ封筒に突っ込む。

段ボール

唐突ですが、皆さんは、整理整頓は得意な方でしょうか?

私は大の苦手です・・

部屋は散らかるし、これまでの人生のかなりの時間を探し物に使っているのではないかと思うほどです。

そんな整理整頓が苦手な私ですが、介護が始まってからは、大量の書類を捌かなければいけなくなりました。

介護関係の書類をどのように(とりあえず)整理するか・・・

私が出した答えは、ダンボールとデカ封筒でした。

世の中は紙文化

職業柄かもしれませんが、会社員の頃は、書類は電子ファイルで管理することが多かったので、整理が苦手な私にとっては幸運でした。

電子上もそれほど整理されていませんでしたが、電子ファイルならば、フォルダが整理しきれてなくても「全検索」という手段があります。(紙の時代だったら、大事なものが見つからなくてクビになってたかも・・)

しかし、1歩、会社の外に出ると、本当に世の中が紙文化である事を実感しました。

紙文化
介護の諸手続きで感じた根強い紙文化と電話文化母と兄の介護関係の諸手続きで「この手続きもっとどうにか効率化できないものなの!?」と思った事が多々ありました。 この記事で...

病院、施設、役所が発行する申請書類、契約書、同意書などの全てが紙の書類です。

郵便物でのやり取り、手書き、本人確認書のコピー・・全てアナログです。

ダブル介護が始まった当初は、知的障害の兄と認知症の母の2人分の病院、施設、役所などからの郵便・書類にあふれかえり、本当にパニックになりそうでした。

もちろん、常日頃から整理整頓が得意な人ならば、混乱することはないのでしょうが、私のように苦手な人はどうすれば良いのでしょうか?

余談ですが、この2年間、だいぶ日本は非デジタル国家である事を露呈しましたね・・陽性者情報を都に上げるのがFAXだったり、印鑑のために出社したり・・・AI云々とか以前に、もう少し普通にデジタル化を進めて欲しいです。

ダンボールとデカ封筒

ダンボールに突っ込む

とりあえず、全てをダンボールに突っ込みます。

この方法は、以前、父の葬式をした時に葬儀屋から勧められた方法です。

葬儀屋に言われたのは「関係書類は、1つのダンボールに全部突っ込んで決して他の所に置いたりしない」という事でした。

父の葬儀は普通の葬儀だったので、契約書類、香典、参列者名簿など、結構な書類の量の管理が必要でしたが、全て1つのダンボールに突っ込んでました。(香典の現金もです。)

1つの段ボールに突っ込んでおけば、探すにしても、そのダンボールの中だけですむので、少なくとも部屋のあちこちを探し回る必要はありません。

兄と母の介護が同時に襲いかかって来た時、この時の事を思い出して、この「ダンボールに全て突っ込む」という方法を採用しました。

ただ、対象とする人(被介護者)が違うものを1つのダンボールに突っ込むと流石に混乱するので、兄用の段ボール、母用の段ボールには分けました。

デカ封筒に分ける

葬儀だったら1時的な事なので、ダンボールに突っ込むだけで済みましたが、介護はそれなりに長く続くので、もう少し細分化して管理したくなることがあります。

私の場合は、役所関係の書類、施設関係の書類、お金に関するもの(貯金通帳類)、領収書類などは、段ボールの中で、さらにデカ封筒(だいたいA4以上の封筒)で分けていきました。

では、1つの封筒に収まらなくなってきた場合はどうするか?

さらに細分化するのもいいですが、それすら面倒臭いと感じる(私のような)大雑把な人ならば、1つに収まらなくなったら、単純に封筒を増やして番号を振って(施設関連①、施設関連②など)分けるのが良いと思います。

番号を振って封筒を増やすという事は、時系列で管理するという事なので、案外、人間の記憶とマッチして、いざという時に探しやすくなります。

まとめ

以上、私がやっている介護書類のダンボール+デカ封筒整理術でした。

キングファイルなどで、ちゃんと管理できる人には無用な事かもしれませんが、私のような整理整頓が苦手なズボラな人には参考にしていただけると幸いです。

因みに、会社を辞めてから、兄・母の段ボールに加えて自分用のダンボールが追加されました。

会社がやっててくれていた保険・年金・税金関連の事務処理を自分でやらなくてはいけなくなり、関連書類を全て自分で管理しなくてはいけなくなったからです・・(フリーランスの人は普通にやっている事なのでしょうが、意外に面倒くさい・・)