介護

認知症介護で「小規模多機能型居宅介護」を利用した話。

小規模多機能型居宅介護

母が認知症になった時に高齢福祉課から、小規模多機能型居宅介護のサービスを紹介されました。

母がグループホームに入るまではこのサービスを利用しており、非常に助かりました。

小規模多機能型居宅介護とは?

小規模多機能型居宅介護というのは、ざっくり言うと、「訪問介護・通所介護・施設での宿泊(ショートステイ)」などを柔軟的に組み合わせてやってくれるサービスです。

訪問介護

私の母の場合、サービス利用の始まりは訪問看護でした。

月曜日から金曜日まで看護師とケアマネの方が自宅に来て以下のような事をしてくれました。

  • 血圧・熱測定
  • 冷蔵庫チェック(腐ったものがないか等)
  • 簡単な家の片付け
  • 買い物
  • 話し相手になる

母は介護保険の認定員が来た時も追い返そうとするくらいだったので、受け入れるかどうか心配でしたが「物盗られ妄想」で逆に身内の方が信用できなくなっている時期お金が消えていく?幻覚・妄想の母と闘った日々。)だったので・・

どど母
どど母
ちょうど良かった・・色々と困ってたとこなのよ・・(身内に物盗まれて)

といった感じであっさり看護師とケアマネの方を家の中に入れたそうです。(何故、身内を信用しなくて赤の他人を信用するのか意味わかりませんが・・。この時期ならば下手すると泥棒でも詐欺師でも家に入れたかもしれません・・)

その他のサービスとしては、毎日お弁当を届けてくれるなどもありましたが、食べ切れなくて腐ってしまう可能性もあったため、頼みませんでした。食べ物に関しては、だいたい土日に私が実家に帰って腐りにくい物(パンやコンビニのレンチンパック等)を仕入れて置いていくようにしており、最初はそれでなんとかなっていたので・・

訪問して滞在してくれる時間は、長くても1時間程度でしたが、すでに母は電話も出れない状態だったので、「毎日生存確認ができる」だけでもありがたかったです。

なお、この時の費用は、サービス料(要介護度に応じた負担額)・実費(交通費・雑費など)を合わせて月額3万円前後でした。

通所介護

訪問介護を開始して2ヶ月後くらいから、時々施設に通うようになりました。

この事も母は意外にあっさりと受け入れました。

認知症になってからは美容院にも行きづらくなってましたが、施設では髪を切ったりするサービスもあったので(もちろんお金はかかります)、良かったです。

その後、訪問介護から5ヶ月程度経過した頃になると、徐々に自発的にご飯を食べる事ができなくなり、体重もかなり落ちてきました。

そして「時々行く」から「平日は毎日通う」ようにして、昼飯と夕飯は施設で食べさせてもらうようにしました。

毎日通所する事については流石に母も最初は拒否しました。

私1人の力では説得できなかったと思いますが、施設の職員の方にも「健康面」から説得してもらい、なんとか納得してもらう事ができました。

また、これが別のサービス・施設ではなく、「小規模多機能型住宅介護」の一環として滑らかに移行できたので抵抗も少なかったのではないかと思います。

訪問介護は月曜日から金曜日までだったのが、通所介護は、月曜日から土曜日までになりました。

私も毎週実家に帰りはしてましたが、土日共に母につきっきりだったのが、土曜日は実家の片付けができたり、どうしても都合の悪い場合は日曜日だけ帰る事ができたので、私の負担度はだいぶ下がりました。

ただし、当の母の方は、月曜日から土曜日まで毎日通う事は苦痛だったようで、週末帰るたびに「私はいつまであそこに通わなければいけないのか」という事を聞かれました。

「体調が良くなったら通わなくて良くなるからね・・」となだめていましたが、通わなくて済むようになる事は今後ないとわかっていたので、心が痛かったです。

なお、毎日通うようになってからのサービス料・実費合わせて月額7万円前後でした。

宿泊(ショートステイ)

頭だけではなく身体も弱ってきているのか、度々発熱する事があり、そのような時には家に帰るのではなく宿泊させてもらう事ができました。

発熱している認知症の人をそのまま家に返してもらっても不安なので、これは非常に助かりました。

体調が悪い時などは2、3日連続して宿泊する事もありました。

なお宿泊する場合は1泊2000円ほどでした。(実費なので金額は施設によると思います。)

最後に

母が認知症になって1年半はこの「小規模多機能型居宅介護」のサービスで乗り切る事ができました。

サービスを実施していない週末と通院日だけ実家に帰ればなんとかなるので、物理的には介護と働くことの両立は出来ました。(あくまでも時間的な都合上不可能ではないと言う意味の物理的にはです・・)

このサービスがなければ、即介護離職していたと思うので、今更ながらなかなか良い制度かと思います。(結局、辞めた私が言うことではないかもしれませんが・・)

因みに、もし通院、家事の手伝いなど、もっと柔軟なサービスが欲しい場合は、民間の介護サービス(介護保険外ですが・・)なども今はあるようです。

お金に余裕があれば、そういったサービスを使うのも良いかもしれません。