ハローワークとは、一生無縁だと思ってました。
会社を辞める場合でも、無職の期間無しで、すぐに他の会社に移ると思っていたので、ハローワークを使う事は考えてませんでしたが、ほぼほぼ無計画に辞めてしまったので、失業手当の受給のために行くことにしました。
そして一応、フリーランスになることを想定してます。
本来は「求職活動のため」に行くものなので、フリーランスになることを最初っから想定している場合、失業手当をもらうことはできませんが、貰えるものは貰っておきたい。
この記事では、そんな私のハローワークでの失業保険受給の道のりを記載します。
期間 | 期間名 | 日付 | イベント | 備考 |
---|---|---|---|---|
4/15 〜 4/21 |
待機期間 | 4/15 | 受給資格決定日(求職申込日) | |
4/22 〜 7/21 |
給付制限期間 | 4/23 | 職業講習会 | 求職活動扱い |
4/24 | 雇用保険受給説明会 | |||
5/20 | 初回認定日 | 前日まで求職活動1回必要 | ||
5/20 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
6/17 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
7/22 〜 |
受給期間 | 8/9 | 認定日 | 前日まで求職活動3回必要 |
8/21 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
9/4 | 職業訓練相談 | 求職活動扱い | ||
9/9 | 認定日 | 前回の認定日から求職活動 が2回必要 |
||
9/18 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
10/2 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
10/7 | 認定日 | 前回の認定日から求職活動 が2回必要 |
||
10/7 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
10/23 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
11/1 | 認定日 | 前回の認定日から求職活動 が2回必要 |
||
11/1 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
11/20 | 職業相談 | 求職活動扱い | ||
12/2 | 認定日 | 前回の認定日から求職活動 が2回必要 |
※日付は私の実績です。(次回認定日は12/2)
もくじ
失業保険受給までの流れ
(4/15) 受給資格決定日(求職申込日)
まずは失業保険をもらうための最初の手続きです。
辞めたらすぐに行くものだと思っていましたが、手続きに必要な「離職票」が辞めて2週間後にようやく会社から送られて来たので、辞めてほぼ2週間後に行きました。(後から知りましたが、「離職票」がなくても仮申請ができるそうです。)
手続き的には、かかった時間は1時間程度でした。
なおこの日含めて7日間(4/15-4/21)は、待機期間といって働いてはいけません。(逆に言うとこの期間を過ぎれば失業してても条件付きで働く事は可能)
初日の持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険被保険者証
- 離職票1、2(2種類あります)
- 預金通帳
- 印鑑
- 運転免許証
- 証明写真(3×2.5センチ)
①②は退職時に会社からもらっているはずです。
ちなみには私は、⑥の証明写真を撮るのをすっかり忘れてて、持って行きませんでしたが、「雇用保険説明会」の時でも良いとの事でした。
離職票1、2は渡してしまうので、戻ってきません。
私はこの後、市役所に国民年金の手続きに行ったのですが、「退職証明」がないとの事で、元の職場に電話されました。
年金の手続きはハローワークに行く前に行きましょう。
この日には以下のものを受け取りました。
- 雇用保険受給資格者のしおり
- 認定スケジュール
- ハローワークカード
(4/23) 職業講習会
初日に、ハローワークでの「職業講習会」の予定を入れられます。
初回認定日まで「求職活動」なるものを1回する必要があるのですが、この職業講習会でカウント1になります。(初回認定日まで1回、求職活動をしなければいけないのですが、この講習会参加でクリアです。)
この講習会では、まあ簡単に言ってしまうと「お前ら、早く働け」と言うことを45分間に渡ってお話しされます。
この日の持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者のしおり
- 求人票(自分で求人検索したものをサンプルとして)
- 筆記用具類
求人票は、初日に求人検索機で検索して2社分ほと印刷しました。手元に置いてサンプルと比較する程度なので別になくてもよかったかもしれません・・・
この時は以下の物を受け取りました。
- 職業講習会アンケート
- 就職ガイドブック
- その他、職業やいろんな職種の雇用説明会に関するチラシ類
職業講習会アンケートは初回認定日に提出します。アンケートを提出して職業相談をすると、さらに求人活動のカウント1になるそうです。
(4/24) 雇用保険説明会
文字通り雇用保険についての説明会です。(時間は1時間20分ほどでした。)
失業給付の仕組み、手続き内容、失業認定申告書の書き方、今後の日程などについて説明を受けます。
しつこいほど念をおされたのが、働いたら正直に申告することです。
バレないだろうと思っても案外バレるケースがあるので(匿名の電話での密告みたいのもあるらしいです・・)、必ず申告するようにとのことです。
私は勘違いしていたのですが、待機期間を過ぎれば、失業中も働いたらダメな訳ではないのです。
1日4時間未満かつ週20時間未満ならば「アルバイト扱い」で、それ以上だと「就職扱い」になります。(よってフルタイムのアルバイトは、就職扱いになります。)
給付制限期間中ならば、アルバイトでも就職でも、それによって給付制限期間が延長したりする事はありません。(「就職」の場合は、給付制限期間が終わるまで「退職」した事を証明すればOKです。)
ただし正直に申告する必要があり、申告しないと不正受給となりアウトです。
なお受給開始以降も「アルバイト扱い」ならば問題なく、「就職扱い」ならば、その日は支給されませんが、その分繰越す事が可能です。(合計の支給日数は変わ りません。ただし離職から1年以内に限ります。)
なお上記の時間の条件以外でも雇用保険加入は「就職扱い」になります。また賃金で判断されるケースもあるようです。「アルバイト扱い」「就職扱い」の基準はハローワークによっても解釈が異なる場合があるので、必ず自分が行ってるハローワークで確認する必要があります。
失業期間中でも、もし多少稼げれば・・(というか本音はフリーランスへの足がかりにしたい)と思っていたので以下のような質問をしました。
株をやった場合の費やした時間・収入は申告する必要は?
→組織的にやっているのでなければOKとのことです。
ブログのアフィリエイトでは、ブログの執筆時間などを申告する必要は?
→申告が必要とのことです。(例え収入が0円でも・・)
株に関しては、デイトレとかの場合でも本当にいいのかな・・と思いましたが、そこまで突っ込みませんでした。(組織的の意味も若干よくわからなかったけど・・)
この日の持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者のしおり
- 認定スケジュール
- 印鑑・筆記用具類
※私は初日に忘れた写真も持って行きました。写真はこの日もらう「雇用保険受給車証」に貼り付けられます。
ここでもらう物は以下のとおりです。
- 失業認定申告書
- 雇用保険受給資格者証
- 国民年金加入案内
(5/20) 初回認定日
基本的に書類を提出して、次回の失業認定申告書をもらって帰るだけです。
なお、私の場合は、一応、ブログ書いた日について「4時間未満で働いた」事を記載していたので、内容や収入などについて多少、聞かれました。
持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書(記載済み)
- 印鑑
もらう物は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(認定日処理内容記載)
- 失業認定申告書(次回用)
(5/20) 職業相談(1回目)
初回認定日と同日に職業講習会のアンケートを提出して、二言三言くらい喋って終わりです。
のような感じでした。
一式持ってましたが、この時に必要だった持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
もらう物(返してもらう物)は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(6/17) 職業相談(2回目)
ハローワークから貰ったスケジュールに「6/17 職業相談」と記載がありました。
準備が必要なのかよくわかりませんでしたが、まあ、あちらが指定してきているから、別にいいかと思って、ノープランで行きました。
「いや、スケジュールに書いてあったから来ました・・」とは流石に言わずに・・
のような感じで話をしました。
トータル2、3分でしょうか・・
とりあえず失業保険もらうための求職活動カウント1のために来ていてとっとと終わらせたい私にとっては良かったですが、相談員の方も何か具体案を出してくるわけでもないので、もし私が本気で悩んでて本気で相談したいのならば、すごい不満が残るのでは・・と思いました。
この日も一式持ってましたが、必要だった持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
もらう物(返してもらう物)は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(8/9) 認定日
ここでようやく失業保険をもらうための認定日となりました。
問題なければ、7/22〜8/8までの失業保険をもらう事が出来ます。
この日までに3回、求職活動が必要なのですが、ハローワーク主催の職業講習会と職業相談2回でですでにクリアしてしまいました。
なので、問題なく、失業保険を振り込んでもらえることになりました。
※因みに3回の中に初回認定日前の1回(職業講習会)を含むかどうかも管轄によって違う可能性がある(これまたネットの体験談で意見が異なる)ので、必ず自分の管轄で確認をしてください。
なお、前回と同様、一応、ブログ書いた日について「4時間未満で働いた」事を記載しました。(一銭にもなってませんが・・)
持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書(記載済み)
もらう物は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(認定日処理内容記載)
- 失業認定申告書(次回用)
(8/21) 職業相談(3回目)
8/9の認定日に職業相談するためのアンケート表みたいなものをもらいました。
認定されたその日にそのまま行けばよかったのですが、聞くためのネタもないなあ・・と思って一旦、質問を考えてから出直すことにしました。
そして、この日は、「職業訓練について聞く」と言うネタを持ってきました。
※本来、個人的には、プログラミングよりマネージメントが上級だとか1mmも思ってないのですが、まあ、そこはわかりやすく・・・
そして、回答としては「ない」でした。
半分、わかってて質問しましたが・・
その後、自分の前職を省みて、2件ほど求人票を印刷してくれたりしましたが、印刷したのをみて「検討してみます」といって終了しました。
時間としては10分弱程度だったかと思います。
何にせよ、求職活動1回クリアです。(次の認定日まで後、1回必要)
ほぼ毎度同じですが、以下です。(ところでハローワークカードを実際に提示した事ないのですが、いつ使うのでしょう・・)
- 雇用保険受給資格者証
- 前回の認定日にもらったアンケート
そしていつもと同様、以下を返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(9/4) 職業訓練相談
前回の職業相談で、職業訓練について聞いたのですが、その時に「職業訓練について詳しく知りたければ、そちらの窓口があるので、そちらで聴くと良い」と言われました。
確かによく見ると別の問い合わせ窓口がありました。
そのまま、そちらに行って聞こうとも思ったのですが、ネットでチラ見した情報で「同じ日に複数回、相談しても求職活動として1回しかカウントされない」という情報があったので、別の、この日にする事にしました。
ただ、そもそも「職業”訓練”相談」が職業相談と同様に求職活動になるのかどうかも、ネット情報で、求職活動になる説とならない説があるので(これも管轄によって違うのかも・・)、もし行ってみて、求職活動にならないならば、そのまま別ネタで「職業相談」に行こうと思ってました。
ネタは前回、職業相談窓口で聞いた事と同じです。
回答としては前回同様「ない」(昔はあったけど、この5年くらいないとの事)でしたが、ハローワークで主催していないけど民間の講座があり、モノによっては、受講費の支援が出るとの情報をいただきました。(その資料も)
そして、一番重要なのが、これが求職活動として認めてもらえるかどうか・・でしたが、認められるとの事でした。
よって、次回認定日まで必要な求職活動2回クリアしました。
ハローワークカード、初めて使った・・・
- 雇用保険受給資格者証
- ハローワークカード
実績を記載した以下を返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(9/9) 認定日
3回目の認定日がやってきました。
前回と同様のため特筆して記載する事はないですね・・・
そして、前回と同様、一銭にもなっていないブログ書いた日について「4時間未満で働いた」事を記載しました。
持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書(記載済み)
もらう物は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(認定日処理内容記載)
- 失業認定申告書(次回用)
(9/18) 職業相談(4回目)
求職活動実績で結局、一番お手軽なのは「職業相談」のような気がします。
というわけで結局、活動実績作りのために職業相談に行きました。
本業はSEですが、退職前2年間くらいは、データ分析系の仕事をしてたので、この日のネタは、以下の質問にしました。
悩まれた挙句、結局「分析」で検索して引っかかった求人が2件ほどあり、それを印刷してもらって終わりです。
時間としては5分弱程度だったかな・・と思います。
ほぼ毎度同じですが、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
そしていつもと同様、以下を返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(10/2) 職業相談(5回目)
やはり求職活動実績は、職業相談が一番、手軽・・・。
そして、今回のネタは・・
そりゃ「社内SE」で検索すりゃいいだろと我ながら思いますが、嫌な顔、一つせずに「社内SE」と言うキーワードで検索してくれました。
2件ほど求人票を印刷していただいて「検討します!」と伝えて終わりです。
ほぼ毎度同じですが、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
そしていつもと同様、以下を返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(10/7) 認定日
4回目の認定日がやってきました。
前回と同様で、特筆する事はないです。
持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書(記載済み)
もらう物は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(認定日処理内容記載)
- 失業認定申告書(次回用)
(10/7) 職業相談(6回目)
最初はあまり職業相談日の間隔が近すぎると、明らかに「求職活動実績作り」のためにやっていると思われるかな・・とか思ってましたが、もう深く考えない事にして、認定日のついでに相談しました。
そして、実は今まで知らなかったのですが、設置して使えるようになっている求人検索機では、「フリーワード検索」は使えないので、何かしらのワードで検索したい場合は、窓口相談するしかないのです。(※他のハローワークは違うかもしれないですが、私が行ってるところはそうでした。)
なので、絶好の口実ができました。
契約社員・派遣の場合の社内SEの募集を2件ほど印刷していただいて「検討します!」と伝えて終わりです。
ほぼ毎度同じですが、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
そしていつもと同様、以下を返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(10/23) 職業相談(7回目)
もう、コツを掴みました。
「〇〇で検索したい」と言えば良いだけです。
思いの外、めちゃくちゃヒットしました。
地域とか給与条件を厳しくしても数10件ヒットしたので、いつものように「やっぱり少ないんですね・・まあ、一応、これ印刷してもらえますか?」という事が言えなくて、ちょっとだけ困りました。
次回は、もっと厳しいキーワードを考えます。
結局、たくさんヒットした中から、いくつか内容を見て、3件ほど印刷してもらいました。
毎度同じですが、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
そしていつもと同様、求職活動実績を記載してもらって返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(11/1) 認定日
5回目の認定日がやってきました。
前回と同様で、特筆する事はないです。
持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書(記載済み)
もらう物は以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証(認定日処理内容記載)
- 失業認定申告書(次回用)
(11/1) 職業相談(8回目)
認定日のついでに職業相談も。
1件しかヒットせずに、それを印刷してもらって終了です。
「他でも探してますか?」とか聞かれて「探しているけど、なかなか・・・」みたいな会話もちょこっとしました。
毎度同じですが、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
そしていつもと同様、求職活動実績を記載してもらって返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(11/20) 職業相談(9回目)
新ネタが思い浮かばなかったので、前回と同じネタで検索してもらいました。
ヒットしたものを印刷してもらって終了です。
毎度同じですが、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
そしていつもと同様、求職活動実績を記載してもらって返してもらいます。
- 雇用保険受給資格者証(求職活動実績記載済)
(12/2) 認定日
最後の認定日がやってきました。
持ち物は、以下のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書(記載済み)
最後なので、もらうものはありません。振り込み予定日を教えてもらって終わりです。
最後に
最後まで失業保険をもらいきりました。
自己都合なので、待機期間が3ヶ月、受給期間が4ヶ月でした。
求職活動の実績作りをどうするかが悩みでしたが、それについてもコツ(?)を掴みました。(以下、ご参考まで)
当初、とっとと開業届出してしまって再就職手当をもらう(支給残日数が2/3以上残っていれば失業保険の70%)という手段も考えていたのですが、今の所、稼げる見込みがたってないので、もらえるものは、もらっておきました。。
なお「開業届を出して失業保険を貰うことはできるの?」という件については以下に記載しております。