親の介護をしていて、ついつい親に対して強い口調で怒鳴ってしまったりする事は誰でもあると思います。
介護される側も常に感謝の気持ちでいてくれルわけではなく、本人も「できない事が増えていく」事にイライラしてるため、「イライラ」VS「イライラ」・・怒りのぶつけ合いになります。
私の親の場合も、認知症なので理屈を言ってもどうにもならないのはわかっているのですが、だからこそイラついて、強い口調で言ってしまう事は何度もありました。
その時は「ひどい事を言ってしまった・・」と反省はしますが、結局、また言ってしまって・・と自己嫌悪の繰り返しです。
そんな時どうすれば良いのでしょう・・
結論として、無理して常に優しく接する必要はないと思います。
もくじ
優しくできなくてもいい。
介護では「絶対に相手の尊厳を傷つける事を言ってはいけない」という言葉をよく耳にします。
ただ、それが大きなストレスになる場合があります。
もともと、親は他人に対してよりもひどい事を言ってしまっても、許してもらえるくらいの存在だったのが(程度にもよると思いますが・・)、介護が必要になった途端に急に言動を気をつけろと言われます。
例として認知症の「物取られ妄想」の場合、相手に対して絶対に「盗むとかそんな事あるわけないでしょ!」と言ってはいけないと言われてます。

ですが、「物を盗んだ」と気がおかしくなるほど責められたら、さすがに「そんな事するわけないだろ!」と言いたくなります。
我慢に我慢を重ねて、最終的に手が出てしまったりするくらいならば、時には吐き出してしまっても良いと思います。
過剰に相手を傷つけまいとするために、自分が傷ついていってしまったら本末転倒です。
家族なんだから「常に優しくできなくってもいい」と思います。
それでも優しくあるためには・・
ただ、こちらのストレスがかからない程度には、できるだけ優しく接したいとは思います。
そのためには、可能な限り親と接する時間を減らす事も大切です。
介護していて、それが出来たら苦労しないのですが、それをできるようにするための方法はたくさんあります。
公共サービスを利用する。
使える公共の制度・サービスは全て活用しましょう。
地域包括センターに相談すれば、多様な支援制度がある事がわかります。
私の場合も最初は「小規模多機能型住宅介護」に助けられました。

このサービスを利用しなかったら、今頃どうなっていたかわかりません・・・
民間のサービスを利用する。
以下のような民間の見守りサービスなどもあります。

介護保険適用外にはなりますが、お金に余裕がある場合や、まだ介護認定されていないけど心配な場合などは、使ってみるのも良いかと思います。
周りの協力を得る。
兄弟・親戚がいる人は、できる限り協力してもらうようにしましょう。
私の場合もやはり親戚の協力が大きかったと思います。
私が実家に戻れない時は、実家の近くの親戚に様子を見に行ってもらったりして助けられました。
ただし、親戚・兄弟の協力の場合、それがかえってストレスになることもあります。
兄弟がいなくて良かったと思った事や、親戚の援助でストレスを感じた事については以下の記事をご参照ください。

まとめ
結局、相手が要介護状態だったとしても、接し方は普通の対人間の延長だと思います。
言い換えると・・
- 優しく接する事ができなくてもいい
→「時には言いたい事を言う」 - 接する時間を減らす
→「時には距離を置く」
と言う事なのだと思います。
あまり、接し方に悩みすぎず、思い詰めずに介護をする事が大切です。