母は人に裸を見られるのが嫌いでした。
えっと・・・すいません、言葉が足りなかったようです。
あまり裸を見られるのが好きな人はいませんよね・・・・(1部の人を除いて)
もくじ
温泉に入れなかった母
母は極度に人に裸を見られるのが嫌いでした。
温泉に入るのも「他人(同性でも)に裸を見られるのが嫌だ」と言う理由で、拒否するほどでした。
「別に混浴に入るわけではないから、どうでもいいじゃん」と言っても絶対に嫌だとの事でした。
また、人に肌を触られるのも嫌いで、私が肩を揉んであげようとするのも嫌がるほどでした。
マッサージとか考えられないと言ってました。
裸見られるのが嫌で肌触れるのも嫌で「この人良く子供作れたな」と思ってました。(昔、1回口に出して言ったら激怒されました)
入浴・トイレの介助
その母がデイサービスに通うようになってから(今はグループホームですが)、施設で風呂に入れてもらってます。
当然、裸も見られるし洗ってもらうために身体も触られます。
しかも身体を洗ってくれるのは、男性だったりします。
それをあの母が受け入れているのが驚きです。
最初は「嫌だ」と不満を言ってましたが、だんだんと受け入れられるようになりました・・
正直、私の方が嫌で、せめて同性の女の人にしてくれないかなと思ってました・・・
そしてトイレ介助なんて、なおさら驚きます。
普通、家族でもトイレに自分以外がいたら嫌なものですが、介助で他人がいたり、粗相をした場合にキレイにしてもらったりする事があります。
それも今では普通に受け入れてます。
最後に
物盗られ妄想や幻覚でも、母の性格が変わってしまったと思いショックでしたが、こういった「羞恥心が無くなった」事が、ある意味1番ショックでした。
やはり自分の母親には凛としていて欲しいと思うので、その母が幼児のように取り扱われるのが、なかなか受け入れられませんでした。
でも今は仕方がない事だと思って私も受け入れてます。
自分にとっても母の世話をしていると子育てをしているような錯覚に襲われる時があるので、他人(ましてや介護を志そうとする人)から見れば、よそのお婆ちゃんなんてそんなものなのかもしれません・・・
因みに、そうやって母の世話をしてくださっている介護職員の方々には本当に感謝しております。
ですが・・
今でも母に対して「タメ口」で話されると、内心で若干イラッとするのは内緒です・・