クラウドソーシングをご存知でしょうか?
クラウドソーシングは、不特定多数の依頼者と作業者が参加して、依頼者が広く仕事を依頼して作業者がマッチングした依頼に応募するようなコンテンツ、またはそれを運用するサイトです。
日本で有名なクラウドソーシングとしては、ランサーズとクラウドワークがあります。
実は会社を辞めた時にランサーズに登録だけしたのですが、ずっと放置しておりました。
千里の道も一歩から・・
まずは、一歩を踏み出して「仕事」をしてみることにしました。
本記事は、ランサーズで「タスク」という作業をした時の体験・印象について記載したものです。
もくじ
仕事の種類
ランサーズの仕事の種類(スタイル)はタスク、コンペ、プロジェクトの3つがあります。
タスク
依頼者との契約・交渉をせずに依頼者が登録した仕事を行う形式です。
仕事によって、制限(タスクの承認率、ランクなど)があるものもありますが、その条件に合致すれば、すぐにでもその仕事に取り掛かることができます。
アンケート、簡単な調査、体験談、本や映画の感想などが多いです。
基本的に、金額は激安です。(後述)
コンペ
依頼者の依頼に対して提案されたものの中から、依頼者が選んだものが採用される形式です。
ネーミングやロゴ作成のようなものが多いです。
案件の金額はだいたい数万円から10数万円です。
良い金額ですが、倍率も高いです。(数100分の1くらい?)
採用されなければ、タダ働きになるので、コンペで稼ぐのは難易度が高いでしょう。
私もネーミング案件について、いくつか提案しましたが、「当たったらラッキー」というクジ感覚でやっています。
プロジェクト
依頼者からのオープンな仕事依頼に対して作業者が応募し、合意すれば契約して作業を開始します。
プロジェクトがクラウドソーシングの基本的な仕事の形式でしょう。
仕事の内容もライティングからシステム開発まで多岐にわたります。
金額も1,000円くらいのものから数10万円の案件までさまざまです。
まずはタスクをやってみた
プロジェクトは、通常の仕事の契約をするようなものなので、あまり気軽には応募できません。まずはタスクをやってみることにしました。
仕事を探す前に、プロフィールや資格の登録、個人情報の取り扱いについての同意などをして、まずはレギュラーランクにすることをお勧めします。レギュラーランクでないと作業できない案件も多いです。
タスクの案件を検索して、驚愕(きょうがく)するのは、その金額の安さでしょう。
安い案件だと5円、通常は数10円、高くて数100円、すごい高くて1,000円程度です。
金額の違いで、仕事内容にどのような差があるのか見ていきましょう。
10円未満の案件
アンケート、もしくは検索した内容をコピペするような簡単な作業がほとんどです。
アンケートでも選択するだけのものから、文章を入力しなければいけないものまで、さまざまです。
私がやった5円のアンケートの場合、選択肢だけのものだったので、1分くらいで終わりました。
時給換算すると300円です。
しかし、100字くらいの文章を書く項目が複数個あるものもあり、そういうものは5分から10分くらいはかかります。
時給換算すると60円から30円です・・
また仮に5円のアンケートが1分で終わるとしても、そのような案件が数100単位で転がっているわけではないので、たとえ1時間かけても、そのような案件だけで300円稼ぐのは実質無理でしょう。
数10円の案件
数10円の案件になると、文書を書く案件が多くなります。
私が実際にやってみたのは、過去に読んだ漫画の紹介、おすすめの隠れた旅行スポットの紹介といったものでした。
それぞれ、400字程度の文章を書く必要がありました。(旅行スポットに関しては自分で撮った写真のアップロードも必要でした。)
また、単価は30円程度です。
皆さんは400字(原稿用紙1枚)を書くのにどれくらいの時間がかかるでしょうか?
私の場合、書いた後に推敲(すいこう)や誤字脱字チェックなどをしていると、早く書けたとしても15分、遅ければ30分かかります。
時給換算すると120円から60円です。
数100円の案件
数100円の案件は数10円の案件と比べると何が違うのか?
案件の傾向としては以下のような感じです。
- 年齢制限、性別限定、特定の体験談など
- 字数が1,000字程度
特定の体験談としては、家をリフォームした経験、受験勉強中の学生、ギャンブルで100万円以上損をした経験がある人、特定の化粧品を使用した経験(女性限定)などです。
フィクションでも(つまり経験していなくても)可能という案件もありますが、実際に体験していないと1,000字程度の文章を書くのは結構、難しいです。
私は、家のリフォーム関連の経験で200円の案件をやりましたが、1時間程度かかりました。
つまり時給200円です。
もちろん、案件によってピンキリですが、だいたい、時給換算すると数100円程度と考えて良いでしょう。
文字単価で考えても0.2円/文字・・なかなか厳しいです。
1,000円以上の案件
タスクで1,000円以上の案件は少ないながらも何件か見つかります。
案件の傾向としては以下のような感じです。
- 年齢制限、性別限定、特定の体験談など
- 字数が1,000字以上
- 文章の条件が厳しい。
(SEO対策、特定のキーワードを含む、文体を指定されるなど)
数100円の案件に比べると字数が増え、文章に対する要求が増えるイメージです。
私はまだ1,000円以上の案件は未経験ですが、文章の条件が厳しいため、実際にやったとしたら2時間以上はかかる気がします。
結局、時給換算したら数100円程度です。
まとめ
結論として、タスクの案件で、まともにお金を稼ぐのは難しいです。
まだ、普通の内職の方が稼げるのではないでしょうか?
まともに稼ぐつもりなら、プロジェクトの案件をやることが最低条件でしょう。
今後、プロジェクトの案件に取り掛かるか?それとも別の手段を考えるか?
また、後日、報告いたします。