先日、バスに乗っていたら、ご高齢の方の会話が聞こえてきた。
「私、デイケアに通っているんだけど、色々な事ができて本当に楽しいわよー」
会話を聞いていると、デイケアに通って色々な人と交流するのが楽しいようです。
母もグループホームに入る前はデイケアに通っていたのですが「楽しい」などといった言葉は1回も聞いた事がありませんでした。
いつまで自分は通い続けなければいけないのかという事ばかり聞かされていました。
バスに乗っていた方がデイケアを「楽しい」と感じるのは、やはり、社交的だからなのだと思います。
私の母は元々、社交性があるとは言えず、加えて、知的障害の兄の世話で、とても他者と交流などする余裕はなかったです。
認知症になったのもそうやって他者と交流していない事も影響しているのかなと、ふと思ってしまいました。
もくじ
交流関係と認知症の関連
そのような事があってしばらくしてから、ネットで以下のような記事が目に入ってきました。
当サイトのコチラの記事 にも書いたように、基本的にこのようなタイトルの記事は一歩引いて見ています。
ただ、眉に唾をつけながら読んでみると、この手のタイトルの記事としては、冷静な書き方をしており、絶対に認知症にならない保証などはない事も言及しつつ、「他者との交流」を認知症にならないために重要視しています。
ご自身の医者としての体験とはいえ、やはり他者との交流が少ない人は認知症になりやすいと・・
そこで、ちょっと「認知症 交流関係」で検索してみると、以下のようなページがヒットしました。
これを読むと、一応、そういった研究結果はあるようです。(元論文まで読む気力がなかったので、どれだけ確からしいものかはわかりませんが・・)
社交性がない人は?
直感的にも、他者と交流していないと、頭は鈍りそうですよね・・
やはり交流はあった方が認知症にはなりにくいような気はします。
ただし、交流関係が豊富で、社交性があったとしても、絶対に認知症にならないかと言えば、そんな事はないでしょう。
知人の親御さんの例なんかをみると、頻繁に外出していたり、友人が多くて交流関係が豊富な人でも認知症になる時はなるんだなと思います。
そして、ふと思ったのですが、社交性がある人が他者と交流する事と、社交性がない人が他者と無理に交流するのでは、状況が違うのではないでしょうか?
例えば、私の母に無理やり他人との交流をさせていたら、認知症にはならなかった(なりにくかった)のか?
他者との交流はストレスが生じる場合もあり、そのストレスを大きく感じる人でも無理に交流した方が良いのか・・・そこらへんについては、もっと良く知りたいところです。(そこまで突っ込んだ研究とかあるのか・・今回は調べる気力が起きませんでした・・)
まとめ
以上、他者との交流が少ないと認知症になりやすいのかについて考えてきました。
他者との交流があるからと言って認知症にならないわけではない。
しかし交流がある人の方が認知症にはなりにくい。
でも、そのような人は元々が社交的で他者との交流を楽しめる人だからなのでは?
なかなか難しいところだと思います。
いずれにせよ、自分自身を顧みて、会社を辞めてから、人とのコミュニケーションは大事だなと思うので、このような事も頭の隅には置いておこうとは思います。