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確定拠出年金の移管はいつまで?退職後「6ヶ月以内」の罠に注意!

確定拠出年金の移管
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確定拠出年金は、自分でお金を積み立てて運用して、60歳以上になったらもらえるようにする制度です。

私が勤めていた会社は企業型確定拠出年金(企業DC)に加入していたので、勤めている私も半強制的に退職金の一部を積み立ててました。

そのまま定年まで勤め上げて退職した場合は、退職後、すぐにもらう事ができるのですが、中途退職の場合、積み立てていた分は、60歳にならないともらう事ができません。

つまり、預かっててもらう必要がありますが、会社が契約している金融機関の口座にはそのまま置いておけないので、転勤先の会社が契約している金融機関の口座か、独立・無職の場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座を作って、そちらに移管手続きをしなければいけません。

その手続きをする期限が退職後6ヶ月以内です。

移管手続きをしないと、国民年金基金連合会に自動移管されてしまって、移管の手数料を取られて、かつ月々管理料が取られてしまいます。(新たに運用をすることも出来ません。)

まあ・・6ヶ月以内っていうから「そのうちやればいいかあ」と油断してました。

手続きなんて、数日(下手したらネットで一瞬)で終わると思ってました。

そんな中、3ヶ月半経過したあたりで、ふと気になって手続き方法を調べてると以下のような文言が目につきました。

「手続きには1ヶ月半から2ヶ月半かかります。」

まじか・・

移管手続きの流れ

資料請求(残り約2ヶ月半)

すでに残り2ヶ月半で、最大2ヶ月半かかるならば、もうギリギリです。

まず必要なのは資料請求です。

自分が個人型確定拠出年金の口座を作成したい金融機関を選びます。

急いでるからどっかの銀行に行って、直接もらえないものかと思いましたが、どの金融期間を調べても、「郵送のみ、かつ申し込んでから1週間から10日程度かかる」との事です。

どど
どど
資料を送るだけでそんな時間がかかるって意味がわからん・・

でも迷っている暇はないので、企業型確定拠出年金の口座があった金融機関と同じ金融機関に決めてネットで資料請求しました。(移管元と同じだと多少手続きが早いかなと思ったので・・でもあまり関係ないかも・・)

資料送付(残り約2ヶ月)

そしてほぼ2週間後に資料が届きました。

資料が届いて、即日、必要事項を記入して返信しました。

悩んでる暇はないので、商品は適当に見繕って投資してくれる「バランスなんちゃら」とかいうやつで、無職なので追加でお金を積み立てずに、とりあえず預けている分だけで運用する方法を選びました。(後から変更も可能。)

因みに、その数日後に「早く移管手続きしてください。行き違いだったらごめんね」という葉書が来ました。

同じ金融機関だから、手続きしてるのわかるだろと思いましたが、まあ縦割りで、情報行ってないんでしょうね・・・

手続きを「受け付けた」通知が来る。(残り約1ヶ月)

資料送付後、何の音沙汰もなく、約1ヶ月後に移管手続きを受け付けた旨の葉書がきました。

どど
どど
え?1ヶ月経ってようやく受け付けたって事?

しかも、手続きには1ヶ月から二ヶ月かかりますって書いてあります。

今から1ヶ月〜2ヶ月じゃないよね・・・?

不安が募るばかりです。

口座開設の通知が来る。(残り約半月)

受け付け完了通知の半月後、個人型確定拠出年金の口座開設の通知が来ました。

「おお、これで完了か?」と、一瞬、思いましたが、この通知は、移管する先の口座が作成されたというだけであって、移管が完了したという意味ではありません。

「受け付け完了通知」の葉書を見直すと、別途「移管完了」の通知が来るとのことです。

移管完了の通知が来る。(残り4日)

移管の期限まで残り4日で移管完了の葉書が来ました。

これで、ようやく、本当に手続きの完了です。

まとめ

以上、退職に伴う「企業型確定拠出年金」から「個人型確定拠出年金」への移管の顛末について記載しました。

言いたいことは「辞めた人は早めに移管手続きをしましょう」と言う事と「6ヶ月以内って書かないで、3ヶ月以内に手続き開始が必要ぐらいな事を書いておいて欲しい」と言う事です。

私は「6ヶ月以内」に油断して放っておいたのが悪いのですが、危うく、自動移管されるところでした。

自動移管されたとしてもお金を多少(数千円)取られるだけで、その後、自分で手続きし直せばいいのですが、それでも無駄なお金は取られたくないものです。