このご時世、初めてハローワークに行こうとする人は、ネットで色々と調べてから行くと思います。
まあ、「持ち物」ぐらいだったら、それで良いかと思いますが・・・
以下の2点については、十分、注意が必要です。
- 働いた事の申告(→XXXXは「働いた事」になるのか!?)
- 求職活動の申告(→XXXXは「求職活動」として認められるか!?)
何故ならば、ハローワークの管轄によって、見解が異なる事があるからです。
もくじ
「働く」とは?
アルバイトなどで働いても「就職」していなければ、条件付きで失業給付をもらうことができます。(1日4時間未満ならOK,4時間以上だと「その日」だけ貰えないけど繰越可能)
ただし、正直に働いた事を申告した場合の話です。
正直に申告しないと不正受給として扱われて、バレると3倍返しになります。
これくらい大丈夫・・と思っていても、案外、密告とかでバレたりするらしいので、必ず正直に申告しましょう。
では、申告が必要な「働く」とはどういう事でしょうか?
注意しなければいけないのは「お金を儲けた=働いた」ではありません。
例えば、ボランティアは働いたことになり、収入が0でも申告する必要があります。
そういった中で、少しでも小銭を稼げればと思ってやろうとしている「株」「ブログ(アフィリエイト)」は、働いたことになるのか、気になってネットで調べました。
結果、実体験を元にした記事にも関わらず見解が分かれます。
なので、結局、自分が通っているハローワークで確認しました。
株・FX
ネットでは「働いた事にはならない」という意見が多かったのですが、「いやいや専業トレーダーだったらダメしょ?(働いた事になるでしょ)」という意見も散見されており、よくわかりませんでした。
私が通っているハローワークで聞いた限りでは、「組織的に事業として行なっていない限りは、働いた事にはならない(申告の必要なし)」との事でした。
おそらく資産運用という解釈なのだと思います。
その回答を頂いた時は、「へーそうなのかー」で済ませてしまったのですが、デイトレーダーとして、バリバリやっている場合は、それはもう事業なのかとも思うので、やる時は再確認しようと思います。
なお、私が通っているハローワークでの見解です。必ず確認しましょう!
ブログ(アフィリエイト)
ブログ(アフィリエイト)についても、ネットで意見が分かれてました。
私が通っているハローワークでの見解は「広告を貼った時点で働いた事にある」との事でした。
広告を貼ったという事は、ブログで稼ごうとしているわけで、そのためにブログを書いているのは「働く事」になるとのことです。
なので、全く収益が出てませんが、ブログを書いた日は申告しております。(1日2、3時間しかやってないので、4時間未満で)
しつこいですが、私が通っているハローワークでの見解です。必ず確認しましょう!
求職活動とは?
失業給付をもらうためには、1ヶ月ごとの認定日までに2回ほど求職活動をしなければなりません。
2回、求職活動をしないと、その期間の給付はなく、次回(つまり1ヶ月後)に持ち越しです。
なので、確実にクリアしていきたいのですが、求職活動になるものについては、非常にグレーゾーンの物が多いです。
以下、数例をあげます。
資格取得
資格取得は求職活動になりますが、注意しなければいけないのは、「就職に関わる資格の場合のみ」です。
これについては、「職種」「資格」の組み合わせと、最終的には管轄のハローワークでの見解によって決まります。
なので、もしネットでズバリ同じ「職種」「資格」の体験談があったとしても、必ず現場で確認しましょう。
求人検索
ハローワークに行くと自分で求人検索をすることができます。
ネットでは、数件「求人検索だけでも求職活動になる」との記事が見つかりましたが、「求人検索だけでは求職活動にならない」な意見が多数です。
私が通っているハローワークの見解も同様で「求人検索だけでは求職活動にならない」でした。
これについては、現場でダメもとで確認して、「もし求職活動として認められればラッキー」くらいに思ってください。(多分、ダメだと思いますが・・)
なお、「求人検索した結果をネタにして、職業相談をする」「職業相談窓口で求人検索してもらう」事は、求職活動として認められます。(職業相談するのは100%求職活動として認められるので、これは確実です。)
就職セミナー
民間が主催する就職セミナーへの参加も、基本的に求職活動として認められるようです。
ですが、「行けばOK」という意見もあれば「行った上で、各企業のブースで話を聞いた実績が必要」という意見もあるので、これについても管轄によって見解が異なるのだと思います。
私は行こうと思っていないので、確認してませんが、行って求職活動としてカウントしようと思っている方は確認した方が良いと思います。
まとめ
以上、いくつかの例を書きましたが、言いたい事はただ一つ・・
ネットで聞くより、現場で聞きましょうという事です。
なお「開業届出したら就職とみなされるか」についても、ネットで意見が分かれていて、結局、現場で確認しました。
本件については、「東京都の管轄」とまで記載がある記事があったため、「同じ東京都だから同じかな」と思ってしまいましたが、確認した結果は、違うものでした。
なので、ネットの記事で、たとえ管轄まで同じだったとしても、油断しないで必ず直接、現場で確認しましょう。