以下のリンク先で、介護施設での虐待の懸念についての記事を書きました。

ただ、実際には、虐待を疑うといったケースは、ほとんどありません。
では、入居者の家族は、介護施設とそこで働く職員の方の対応に、十分、満足しているのか?
おそらく、不満が全くないという方はいないと思います。
そんなふうに思った事がある方も多いのではないでしょうか?
そんな不満を抱いた時に、一度、よ〜〜〜く、思い出してください。
介護職員は、家族とは違うという事を。
もくじ
「ちっ。気が利かねえな」
私の母のケースで、一瞬ですが「ちっ。気が利かねえな」と思った事例を2つほど挙げます。
身だしなみ
ある時、母の眉毛がめちゃくちゃ伸びている事に気づいた事があります。
一応、施設で、散髪はしてくれてはいるのですが、眉毛を整えるのは、対象外になっていたようです。
と思いましたが、介護職員の方からすれば、入居者の眉毛が整ってなかったからと言って死ぬわけでもなし、そこまで気にしてられないのだと思います。
普段、私たちが、他人の眉が整っていない事など気にかけないのと一緒です。
※因みにその後、眉毛については、散髪時に切ってもらうよう伝えました。
温度調整
面会で、母の部屋に行くと、「あれ?ちょっと暑いな?」「うーん、ちょっと寒いな」と感じる事があります。
特に季節の変わり目だったり、急にその日だけ気温が上がったり下がったりした時などに、そういった事がよくありました。
実際に母に聞くと、やはり「今日は暑い」「今日は寒い」と言います。
私が行って、気がついた時は、エアコンの温度を変えるように伝えますが、普段、暑いまま、もしくは、寒いままで部屋で過ごしているのではと心配になります。
と思った事もありました。
因みに、どちらかと言えば「暑いな」よりも「寒いな」と思った事が多いです。
夏は脱水症の懸念があるので「寒い場合」よりも「暑い場合」の方に気を使っているのかもしれません。
まあ、寒いと言っても、風邪をひくほどの寒さでもないので、職員の方も気がつかないのかもしれません。(特に職員の方は動き回ってるので、じっとしている母とは体感温度が違うのかも・・)
施設では家族のような対応はできない。
上であげたような事例でも、職員の方に、気づいて対応をする事を求めるべきなのでしょうか?
当たり前ですが、介護職員の方がどんなに良い人だったとしても、家族が接するような対応を望むのは難しいです。
特に以下の「当たり前」の事を再確認しておきましょう。
1対1ではない。
介護職員と入居者の比率は当然、1対1ではありません。
グループホームならば介護職員と入居者の比率は3対1が基準となっています。
しかも24時間体制、その比率である事が求められているわけではなく、シフトなどを考慮すると、介護職員1人で3人よりも多い人数を見る事が普通です。
家族ならば、認知症の親に対して1対1で対応できますが、介護施設では、目の届く範囲も限界があります。
仕事でやってます。
介護職員の方は仕事でやっています。
「仕事なんだから、ちゃんとやれよ」と思うかもしれませんが、逆に言えば、仕事以上のプラスアルファの対応を求めるべきではありません。(仕事とプラスアルファの線引きも曖昧ですが・・)
家族は、プラスアルファのものを求めがちです。
あなたが介護職員に求めるものは、家族だから気づく事であり、家族だから求めるものである事を自覚するべきです。
とは言え、私の経験上、職員の方は、かなりプラスアルファの対応をしてくださいます。それに感謝こそすれ、それを当たり前だと思わないようにしたいものです。
まとめ
以上、介護職員の方に過度の期待・要求をしすぎては行けないという事について書いてきました。
なぜなら、彼ら、彼女らは、家族とは違うからです。
もちろん、最低限できてないと思う事があれば、正直に伝えれば良いと思います。
ただし、家族と同じ対応を求め、「お前ら、プロだろ。気づいて当然だろ」的な態度で望むのはやめましょう。
私は、基本的には、家族が望む7割くらいの事ができていれば良いのではと思っています。