ある日、親が認知症っぽい事がわかりました。
わかりはしましたが、母親がおかしいという現実が受け止めきれずに、これからどうすれば良いのかさっぱりわかりません・・・
私の場合、親戚の従兄弟が手伝いに来てくれて、助言してくれたので助かりました。
まず必要なのは、認知症診断と要介護認定申請です。
もくじ
認知症診断
本当に認知症かどうかは、医者に判断してもらわなければいけません。
「物忘れ外来」がベストですが、最初はとりあえず近くの開業医(かかりつけの医者があればベスト)に連れて行って、簡単な認知症診断をしてもらいましょう。
いきなり専門の病院に行かなくても大丈夫です。最初の簡単な診断と専門医への紹介状は、かかりつけの内科とかでも(多分)やってくれます。(眼科とか整形外科とかはダメでしょうけど・・)
そもそも・・
と言っても・・
と言って、本人は認めたがらないので、絶対に行かないです。
よく、第三者を巻き込んで本人をよく説得して連れて行くとか言いますが、少なくとも私の親の場合は無理でした。
言葉は悪いですが、最初は騙して連れて行って、受付け時に小声で、認知症診断をやってもらうように頼みましょう。
問題は、どうやって、騙すかですね・・・
私の親の場合は、血圧が高いという持病があり、かかりつけの医者がいたので、連れて行きやすかったです。(定期的に通ってたのに、認知症のせいか最近行ってなかったようなので、説得しやすかったです。)
持病など、何も他に理由がない場合は、やはり連れて行くのに苦労するという話は聞きます。
国民年金に加入していれば1年に1回、健康診断の機会があると思うので、そのタイミングならば健康診断に行ったついでにやってもらう事ができるかもしれません・・・
最悪、犬の予防注射の如く、とりあえず何かしらの理由つけて車に乗っけてしまって、医者に強制的に連れて行くのもありかと思います。(後々の通院ではちょっと似たような事やりました・・)
要介護認定申請
そして今後の福祉サービスを受けるために必要な要介護認定を申請します。
「地域包括支援センター」の「高齢福祉課」に行きましょう。
この時、印鑑と親の各種の身元確認書類(マイナンバーカード、保険証など可能な限りのものを集めて)を持っていくことを忘れずに・・
最初の時点では、正式な認知症診断はされていないかと思いますが、気にしないでとりあえず現状を説明して、この後どうすればいいか相談しましょう。
認知症の診断には1ヶ月程度かかる(病院にもよりますが)ので、それを待ってから申請すると認定までに時間がかかってしまいます。
なので少しでも早く行くことをお勧めします。
介護認定には医師の診断書が必要ですが、私の母の場合は、そのようなやり取りは、後々、医者と役所で連携してやってくれました。
また地域包括支援センターでは、訪問介護・デイサービス・ショートステイなどのケアプランについても紹介してくれます。
これらの施設についても要介護認定を受ける前でもフライングして探してもらうことができるので、どのようなサービスが受けられるのかを含めて相談しましょう。
私の場合は、地域のサービスの紹介から何から全部、地域包括支援センターの高齢福祉課の方がやってくれました。
まとめ
「親が認知症かも(ていうかほぼ確定)」といった絶望感の中、テキパキ動くのはなかなか難しいかと思いますが、絶望していても何も始まりません。
親が認知症っぽいと思ったら早急に認知症診断と要介護認定申請をしましょう。