親が認知症になってしまって定期預金を解約できない・・
そんな記事を以前、書きました。
解約するためには、以下の方法しかないと思ってました。
- 親自身が窓口に行く。
- 親に委任状を書いてもらって代理人として窓口に行く。
ですが、下手に連れていって認知症だと言う事がバレると普通預金まで凍結されるリスクがあります。
真偽は不明ですが、ネットではそのような記事が散乱しています。
ただ、個人の体験談では見かけないんですよね・・・
また自分の名前も書けないので、委任状を書いてもらうのも難しいです。
なので、定期預金については半ば諦めていたのですが、この度あっさり解約できて、普通預金に統合する事ができました。
本記事ではその経緯について記載します。
窓口でなく来てもらえば可能?
ある日の平日、実家を整理していたら、母の預金がある銀行(正確には信用金庫)の人が訪問してきました。
満期になった定期預金があるため、それについてどうするか聞きたかったとの事です。
認知症という言葉は出さなかったですが・・
- 母はすでに介護が必要で施設に入ってしまっている事
- 介護でお金が必要なので定期預金を解約したいという事
- 委任状がないと解約できなくて困っている事
を伝えました。
すると「現金にするのではなく解約して普通預金へ入れる事ならば可能」、そして「手続きを窓口ではなく家でやるならば、委任状も不要」と言われました。
え・・?そうなの?どういう理屈なんだろう・・・
その日は、手元に通帳・証書がなかったので(実家ではなく現在住んでいるマンションに置いてある・・)、後日、再訪問してもらって手続きをしました。
7つも定期預金があったので(昔の人なので無駄に分割してある・・・)、手続き書類とか大変だろうなあ・・と思ったのですが、家で手続きをしたら書類に書いたのは「口座番号」「本人の名前」だけ、そして「届け印」を押すだけでした。
窓口に行くと、住所だの代理人名だの書く必要があるのに、それに比べるとすごい楽でした。
驚いたのが代理人(私)の身分証明もいらない事でした。(家にいるって事で、もう証明されたようなものなのでしょうか・・)
何にせよ、めでたく解約する事ができて普通預金へ振込みしてもらいました。
まとめ
全ての銀行・信用金庫で同じ事が可能なのかどうかはわかりません・・
金額によるのかもしれませんし、昔から利用している信用金庫だったからできた事なのかもしれません。
でも、一か八か「家に来てくれないか」と頼むのはありかもしれません。
そして念の為「認知症」という言葉は出さない方が良いと思います。
具体的な症状は聞かれませんでしたが、聞かれたら「足が悪くてあまり歩けない」(嘘ではないです。)とでも答えようかと思ってました。
因みに今回、こちらから呼んだ訳ではないので、一瞬、「本当にこの人、行員の人?新手の詐欺じゃね?」って頭をよぎりました。
- 名刺をもらえる事(普通、あちらから差し出してきます。)
- こちらの通帳を見せる前に金額・定期の種類・数をあちらが把握してる事
などは確認した方が良いと思います。