以前、ランサーズというクラウドソーシングサイトの「タスク」をやった体験の記事を書きました。
感想としては「まともには稼げないな」というものでした。
そこで、今回、一歩進んで「プロジェクト」をやってみました。
果たして、プロジェクトをやることによって稼げたのかどうか。
今回は、その結果についてご報告します。
もくじ
プロジェクトとは
前回の記事にも書きましたが、プロジェクトはクライアントからのオープンな仕事依頼に対して作業者が応募し、合意すれば契約して作業を開始する仕事のスタイルです。
ランサーズでまともに稼ごうとすれば、プロジェクトの仕事をやることが基本です。
タスクと異なり、プロジェクトではクライアントとの対話が必要です。
基本、ランサーズのサイトで用意されているメッセージという機能(メールみたいなもの)を使用してコミュニケーションをとりますが、クライアントによっては、チャットワークというチャットツール、そしてZoom(ズーム)や電話連絡なども必要になる場合もあるでしょう。
ランサーズには仮払いという仕組みがあって、基本的に仮払い後に作業を開始します。そして、仮払い前にランサーズのメッセージ機能以外の外部ツール(上記のチャットワークその他)を利用して連絡をとりあう事は禁止されています。
タスクでは、クライアントの顔は見えませんが、プロジェクトでは発注者の顔が見えます。
普通の仕事の感覚(仕事を離れていると忘れがちな・・)で作業する姿勢が大切です。
初心者の受注に必要なこと
クライアントからすれば、その道に精通している経験者に発注したいため初心者はなかなか簡単には受注できません。
また、ランサーズ以外で経験があったとしても、そ能力もわかりにくいため、やはりランサーズでの経験がある方が優先されるでしょう。(ランサーズで仕事をすれば、実績や評価が蓄積されます。)
とはいえ、最初の一歩を踏み出さなければいけません。
誰でも最初は初心者です。
私の考えでは、ランサーズでの実績がない初心者が受注するパターンは以下の2パターンかと思います。
初心者OK案件
プロジェクトの案件には、初心者OKというタグがついているものがあります。
そのような案件の中から自分のスキルにマッチする案件を探して提案するのが王道でしょう。
もちろん、自分のスキルにマッチしていると思ったら初心者OKの案件でなくても提案しても良いと思います。
しかし、この方法は競争率が高いので『数を打つ」ことが重要でしょう。
余談ですが、ネットで調べるとランサーズでの受注しやすい提案書の書き方みたいなものが書かれているサイトが多くあります。
いくつかのサイトを見て、非常に違和感を覚えたのが、皆、口(筆?)をそろえて、「納期を厳守します。報連相をしっかりします。」みたいなことが書かれていることです。
いや、それって当たり前でしょ?わざわざ提案書に書く?
会社の業務で提案書にこのようなことを書いたら笑われると思うのですが、どうなんでしょう。
それとも、よほど、このようなクラウドソーシングサイトでは、納期も守らず報連相もしない人が多いのでしょうか・・
タスク案件のクライアントからの依頼
これまでチョコチョコと、タスクをやってきましたが、タスク案件のクライアントから仕事依頼のメッセージをいただいたことが2回ありました。
タスク案件のクライアントが、タスクでの仕事っぷり(書いた文章など)を見て興味を持ち、さらにプロフィールも見て興味を持ち、試しに仕事を依頼してみようかなと思ってくださるケースもあるようです。
ここから学ぶ教訓としては、たとえ数円の利益のタスクだとしてもいい加減な仕事をしてはいけないという事です。
私は、タスクだとしても、しっかりと文書を推敲(すいこう)して書きました。
タスクは、お金が目的ではなく要望に沿って文書を書く練習と思っており、タスクでクライアントの顔が見えないと言えども仕事は仕事なので、当たり前のようにそうしましたが、それこそが大切だと実感しました。
実際にどうやって受注したか
私が実際に受注したプロジェクトは、2番目のパターンです。
実際にタスク案件のクライアントからお誘いがあり、トライすることにしました。
なお、2件あった依頼の1件はネットでの出品業務のお手伝い、もう1件はライターとしての記事作成でした。
金額的には、ネットでの出品業務のお手伝いの方が高いですが(しかも単純作業)、毎日の単純作業はかえって苦痛なのと、やはりライターとしての経験を積みたいという思いがあったため、前者は断り、後者のライターとしての記事作成を受注しました。
そして、皆さんが最も知りたい金額ですが・・・
って書こうと思いましたが、クライアントの具体名を出さないまでも、プロジェクトの場合、あまり具体的な金額は書かない方がいいような気がしました。
なので、濁します。
数千文字でお弁当代くらいです。
金額としては決して高くありませんが、まずは実績を積むことが重要なので全力で取り組みました。
実際の作業
納期は受注日から10日ですが、6日で仕上げて納品しました。(正確には内容を送って問題ないことを検品していただいた後、システムのプロジェクト完了ボタンを押しました。)
実際の作業としては、丸1日かけて書いた後、少し日を置いて読み直して修正してから納品しました。
推敲(すいこう)を含めて実質16時間くらいかけたような気がします。(一度書いた後、半分くらい書き直したりもしています。)
プロジェクトをやってみて
プロジェクトを一つ完遂してみて、久々に「仕事をやった」という達成感がありました。
これは、タスクでは感じなかったことです。
やはり、実際にメッセージでやり取りしてクライアントと対話することが重要なのだと思いました。
また、いわゆる文章、このようにブログで書いたりもしておりますが、クライアントの要求通りのフォーマット、文体、章立てにのっとって記事を書くという経験が重要だと思いました。
自由気ままに書くことと顧客の要望通りに書くのでは、文章を書く時の気持ちが全然違うことを実感しました。
一つ失敗談を・・
ランサーズのメッセージという機能はデフォルトでそのまま送ると「返信依頼」がついてしまいます。
この返信依頼に24時間以内に返信しないと評価が下がってしまいます。
こちらが締めのつもりで送ったメッセージにもクライアントが返信をくださるので、こちらもなんとなく自分が最後で終わりたくなく、それに返信を・・とかしてご迷惑をかけてしまっていました。
返信が不要の場合は「返信不要」というチェックボックスにチェックしてメッセージを送信する必要があります。
クライアントの方はそうしてくださっているのに、私はやっておらず・・
「てか、なんだよ、このクソ仕様・・、デフォルトは返信不要にして、チェックつけた時だけ返信要にしろや・・」
と思ってネットを調べたら同じことを思っている人多数・・なぜ改善されないのか・・
最後に
おかげさまで、クライアントの方には、ご好評をいただいて、再受注できました。
稼げるのか?と言われれば、まだ十分に稼ぐことはできていません。(昼飯代が浮いた程度なので・・)
しかし、とっかかりとしては、ランサーズでの仕事のやり方を知ることができ、その機会をくださったクライアントには本当に感謝しております。
今後、他のプロジェクト案件の獲得にも挑戦していきたいと思います。
現在、ランサーズ以外にもいろいろと手をうち始めています。
この先、貯金が尽きるのが先か、稼げるようになるのが先か・・
また何か変化があればご報告します。