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兄の葬儀は、直葬の「カスタマイズ」で実施しました。

直葬(兄の葬儀)
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先日、兄が亡くなりました。

親族が亡くなると、悲しむ暇もなく、早急に実施しなければいけないイベントがあります。

そう、お葬式です。

今回、コロナ禍という事も会って、年老いた親戚を集めるのも忍びなく、また、静かに兄を見送りたいという気持ちもあり、直葬(+カスタマイズ)という方法で実施しました。

直葬とは?

旧来の葬儀のやり方は、お通夜を行い、その翌日に告別式・火葬を行います。

父が亡くなった時に経験をしていますが・・・

正直、面倒くさいです。

(その面倒くささが悲しみを忘れさせるという利点もあるのですが・・・)

葬儀が終わった後の香典返しなども大変でした・・・

それに対して直葬は火葬場に直行です。

火葬場で親しかった小人数で簡単な供養をして終了です。(親戚も呼ばないので、香典もなしです。)

また、戒名もつけないため、いわゆる俗名のまま葬儀をする事になります。

希望を出せばカスタマイズ可能

では私の兄の場合はどうしたかというと・・

最初は完全に直葬にしようと思いましたが、兄が入っていた施設の方から簡単なお別れの会を実施したいとの希望がありました。

確かに、数年会っていない親戚の人よりも(むしろ最近の私よりも)、家族のように過ごしてきた職員の方や他の施設の利用者の方を完全に無視するのは、さすがに良くないと思い、受け入れました。

なので、直葬を少しカスタマイズして、施設で30分程度の簡単なお別れの会(お焼香、花入れなど・・)を実施して、その後、火葬の段取りになりました。

なので、厳密には直葬ではないのかもしれません。

このように葬儀屋さんに相談すれば、杓子定規ではなく、希望に沿ったやり方で葬儀を行うことができると思います。(今回、施設から紹介された葬儀屋さんだったため、非常に楽でした。)

直葬の場合の納骨について

火葬まで無事に終わり、遺骨を返されましたとして・・・

その後、やらなければいけない事は納骨です。

これについても事情によってさまざまでして、最近はお墓に入れなくて、近くに置いておく人もいるのだとか・・

もしくは、すでにお墓がある場合は、葬儀のその日にお墓に直行して納骨するといった方法もあります。

注意点としては、お墓が菩提寺にある場合は、戒名がないと納骨させてくれません。菩提寺以外でつけた戒名だと認められない場合もあるそうなので、事前に菩提寺に相談しておいた方が良いでしょう。

私の兄のケースでは、すでに父の墓があり、その墓は宗教を問わない霊園であったため、事前に確認したところ、戒名がなくても問題ないと言われました。

ただし、別に金をケチる理由で直葬にしたわけではなく、父と名前を並べる時に、俗名だとかわいそうな気がしたので、霊園を経営しているお寺で戒名をつけてもらう事にしました。

また49日の法要も実施して、その時に納骨させてもらう事にしました。(納骨までは霊園で遺骨を預かってもらいます。実家に持ち帰っても、あまり供養できないので、そのほうが良いと判断しました。)

まあ、戒名とか、正直、いい商売だよなあ(これで数十万円とか・・)と思いますが、完全に宗教から自由になれるほど無宗教ではいられないので(それだったら、そもそもお墓自体が無意味とも言えるので・・)、49日の法要も含め、儀式は儀式として、実施しようと思います。

まとめ

以上のように、無事、葬儀を終える事ができました。

父の時の葬儀と比較すると、簡素ではありましたが、最後に施設の方にも見送ってもらったので、言い方は難しいですが、納得のいく葬儀だったと思います。

また、ぶっちゃけ、通常の葬儀と直葬では、お値段の桁が違います・・・

私の兄のケースでは、葬儀代と戒名代がほぼ同額です・・・(葬儀より、戒名+49日法要+納骨の方が高い・・)

今は、葬儀も、さまざまな方法で実施することができます。

お値段と気持ちのバランスを考えて、それぞれの人が納得の行くやり方を選択すれば良いと思います。